本日は,霧島市教育委員会の「中学生の挑戦『霧島しごと維新』」事業の一環として,職業講話「先輩に学ぶ」を開催し,1・2年生及び教職員が聴講しました。
講師は,ソニーセミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社の人事部 鈴木様です。 中学生にもわかりやすくお話しくださいました。
演題は「たくさんの経験を通して,将来の可能性を広げよう」です。
最初に自己紹介を行いながら,自身の中学時代,高校時代,大学時代を振り返り,何が今の会社に入社するポイントだったか,お話しくださいました。中学時代から何事にもチャレンジされてこられたようです。
そして,ソニーという会社の紹介,現在勤務する会社が何を製造し,どのような仕事をしているのか説明されました。セミコンダクタとは,半導体のことで,ゲーム機やスマホ等,いろんな電化製品の中枢部を製造しているとのことでした。
大学時代のアルバイトを通じて「人と関わる仕事」を選ばれたようです。
中学生は,少しずつ現実が見えてきたり,職業観が広がったりして,将来の希望がなかなか抱きにくい時期のようです。その中でも「進路について考えることが大切」と話してくださいました。
そして,最近の新入社員の傾向を話されました。特にゆとり世代と呼ばれている人たちは,個性尊重や競争の機会が少ない中で育ってきて,困難さにぶつかると,弱い面があると指摘されました。一般的な傾向と話されましたが,確かに,今の若者は「打たれ弱い」と言われることもあります。
そこで大切なのは,いろいろな困難に対して,まずはやってみるというチャレンジ精神が大切と話されました。
さらに,人生80年,長く働くことになります。どうせなら好きな仕事に就いた方がいい,そのために,何事も経験する,乗り越える努力をする,コミュニケーション能力を養う,基礎学力を身に付ける,などをアドバイスされました。
生徒会副会長Mさんがお礼の言葉を述べました。
Mさんは,自分の強みは何なのか,自分を見つめ直したいと感想とお礼の言葉を述べました。
あっという間の50分の講演でした。
生徒たちにとって,これから進路選択していく上で,たくさんの示唆をいただいたような気がします。有り難うございました。