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2020年8月21日 (金)

8月21日,出校日!

 本日は,夏休み唯一の出校日。本校の生徒たちも元気な姿を見せてくれました。

 全校朝会では,校長から「美しい花が咲きそろう学校に」と,講話がありました。本日は講話の要旨を紹介します。

1 花園を見て

 灌水当番は,1年生から2年生,そろそろ3年生に順番が回ってきます。夏休み期間,たった一日,一回の灌水当番ですが,自分の役割は果たせていますか。

 この時期,屋外は連日35度を超えます。皆さんも水分補給をしっかりやっていると思います。同じように,花園の植物たちも毎日水をあげなければ枯れてしまいます。

 各学年の花園の植物の様子はどうですか。私は,太陽に向かって,色とりどりに咲くそろうポーチュラカが好きです。少し離れて眺めると,小さい花だけど同じ方向を向いて,花々が咲きそろい,一体感があって大変きれいです。

 しかし,ポーチュラカは背丈も低く,雑草が紛れやすくて,雑草を取り除くのも難儀です。灌水当番の生徒の皆さんがとってもとっても雑草が伸びてきます。

 

2 花々の生長を支えてくれる人たち

 ところで,8月13日~15日の3日間,学校閉庁の期間,灌水はどうしたか,知っていますか。学校閉庁なので先生方も休みです。この期間は,地域の方々が4名協力して水をかけてくれました。

 それから昨日,花園を見たら,手の行き届いていなかった花園も,雑草が取り除かれ,きれいに花が咲きそろっていました。これは灌水当番の生徒の皆さんと,先生方も汗びっしょりになりながら,頑張ってくださったおかげです。

3 荒れた学校

 荒れた学校の子どもたちは,動かないものにいたずらします。校長室に観葉植物のポトスがありますが,以前,荒れた学校で,廊下の棚に,生徒会が観葉植物を置きました。しかし,葉を引きちぎったり,土を掘り返したり,観葉植物は少しずつ傷み,半年後には痛々しく,生長の見えない鉢植えになりました。

 うごかないけれど,確実に生長する植物を育てることは,ペットを飼うことと似ています。ペットもかわいい,愛らしいと思いますが,植物も手を入れることで愛着がわいてきます。この「手を入れる」行為により「愛着がわく」ことが大事なのです。

 そこには,心にぬくもりがあります。粘り強く面倒を見る強さもあります。簡単なことかもしれないけれど,人間として友情や愛情を持って,人と接することに通じる大切な心が育ちます。

 残念ながら,その荒れた学校には,その「ぬくもり」を育てる力がなかったんだと思います。

 

4 6月末の長雨のとき

 皆さん,覚えていますか。6月の長雨の中で花園に苗を移植したときのことを。

 実はあの時,もう少し,植物を育てる大切さを皆さんに伝えていたら良かったなと思いました。そして大切にあそこまで苗を育てた先生に感謝の気持ちを持って,苗を育てた先生の苗に対する愛情を汲んで,丁寧に植えたら良かったなと思っています。

 まだまだ,暑い夏が続きます。これからの灌水当番の人は,いままで花園に手入れしてきた人のことを考えて,水かけや除草作業をお願いします。

 そして,花々がきれいに咲きそろう牧之原中学校にしていきましょう。

Cimg20291    冒頭では,夏休みの中間反省も。

 生徒の皆さん,残りの夏休みを,より充実したものにしましょうね。

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