立志虹の環ゆめ俳句百選!!
先日,手元に霧島市教育委員会が発行する標記の句集が届きました。
この句集名の元となっているのは,俳人である山口誓子の詠んだ句です。
霧島市にルーツを持つ山口誓子は,従来の俳句では用いられてこなかった近代的な素材を写実的に表現する手法で新興俳句運動の中心となって活躍しました。
「立志虹の環(わ)俳句百選」の名称は,山口誓子の「虹の環を以て地上のものかこむ」の俳句にちなみ,立志の時期を迎える中学生に,未来に希望を持ち,夢を語る人になってほしいとの願いを込めて名付けられています。
この句は,誓子のご尊父の故郷である本市の高台にある城山公園から桜島を臨んで読んだ句とされており,句碑が建てられています。
句集の裏表紙にある写真
この句集に本校3年生5名が掲載されています。
さようなら 雪降る別れ またあおう 大宮しずくさん
なつかしい 思い出光る 流星群 風間桜乃さん
桜咲き 出会いと別れ くり返す 久米村陽葉里さん
春のくれ 輝く光に 走りだす 重田梨沙さん
初もうで みんなでおまいり 願いこめ 立和田朋菜さん
生徒なりに,これまでの思いや進学に対する希望と不安を心こめて詠ったものだと思います。明日から2月。3年生は約40日の中学校生活となりました。
しっかりと中学校生活を締めくくって欲しいと思います。
コメント