防災訓練クロスロード研修を実施しました!
先週木曜日の午後から既に10日間ほど,雨天が続いております。この間,熊本県の人吉・球磨地方の豪雨災害,福岡県大牟田市の水害等,西日本各地で被害が出ています。
今回の防災訓練は,鹿児島県地域防災アドバイザーの方をお招きし,「クロスロード研修」という聞き慣れない学習を行いました。
地域ごとに学年を解き,7~8人のグループを編成し受講しました。
「クロスロード」とは,阪神・淡路大震災で,災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成されたカードゲーム形式の防災教材のことです。
クロスロードの問題カードには,「3000人いる避難所で,2000食を確保した。この食糧を配るか配らないか」など,どちらを選んでも何らかの犠牲を払わなければならないような「ジレンマ」が多数含まれており,プレイヤーは,自分なりの理由を考え,苦心の末に「Yes」か「No」か,一つだけを選ぶというゲームです。「Yes」または「No」を選んだ理由を聞くことで,多くの価値観や視点に出会うことができます。
二者択一,時間がなかったので,理由を十分に聞けなかったのは残念!
いずれの問題も,時代の流れや過去の事例から正解があります。しかし,問題について自分なりに考え,防災意識を高めることが重要だと思いました。
「日頃から,いざというときの事を考えて,備えておくことが大切」と結ばれました。
防災について考えることで,地域との結びつきや,自分たちの役割を考える機会にもなると話されました。貴重なお話を聞くことができました。
是非,家庭でも,大雨や台風の時,海や川の近くに住んでいたらどうしたらいいかなど,子どもたちと会話していただきたいと思います。
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